「この木なんの木」はどこ?ハワイ・オアフ島モアナルアの現在と行き方
世代を超えて日本人の記憶に刻まれている「この木なんの木、気になる木」という親しみ深いフレーズ。日立グループのテレビCMでおなじみのあの巨大な樹木は、架空のCGやセットではなく、南国ハワイの青空の下に堂々と根を張る実在の巨木です。
かつては誰でも自由に立ち寄れるローカルな憩いの場だったロケ地も、時代の変遷とともに管理体制やアクセス環境に大きな変化が生じています。実物を見に行きたい旅行者が直面する「具体的な場所」「最新の入場料」「閉鎖の噂の真相」「効率的な行き方」について、現地の最新取材データをもとに余すところなくお伝えします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:「この木なんの木」の正体は、ハワイ・オアフ島ホノルル郊外のモアナルア・ガーデンに実在する樹齢約130年超のモンキーポッド。
- 要点2:ネット上で囁かれた閉鎖の噂は一時的な運営変更に起因するものであり、現在は有料の観光スポットとして入場可能。
- 要点3:ワイキキからのアクセスは配車アプリ(Uber/Lyft)またはオプショナルツアーが最も効率的であり、市バス(TheBus)利用時は降車後の徒歩ルートに注意が必要。
【巨木の正体】「この木なんの木」の詳しい場所とハワイ・モアナルアの歴史
CMに登場するシンボルツリーの所在地は、アメリカ合衆国ハワイ州オアフ島、ホノルル市街地から北西へ車で約15〜20分ほどの場所に位置するモアナルア・ガーデン(Moanalua Gardens)です。ダニエル・K・イノウエ国際空港(ホノルル空港)からもほど近い、緑豊かな歴史的公園の中に佇んでいます。
この巨木の植物学上の名称はモンキーポッド(Monkeypod / 学名:Albizia saman)で、和名では「アメリカネムノキ」と呼ばれます。公園の公式記録および現地調査データによると、樹齢は約130年〜140年と推定されており、高さ約25メートル、横に大きく広がる枝の直径(樹冠の幅)は約40メートル、幹の周囲は7メートルを超える圧倒的なスケールを誇ります。日中は太陽の光をいっぱいに浴びるために葉を広げ、雨天時や夜間になると蒸散を防ぐために葉を閉じるという繊細な生態を持っています。
1973年に日立製作所が企業イメージCM「日立の樹」として放映を開始して以来、半世紀以上にわたって日本人に親しまれてきました。しかし、現地においてモアナルア・ガーデンは単なるCMロケ地にとどまりません。ここはかつてハワイ王国を統治したカメハメハ5世(ロット・カプアイワ)の別荘があった由緒ある聖地であり、ハワイの伝統文化であるフラの歴史とも深く結びついた文化遺産です。日本企業のプロモーションとハワイの歴史的景観が奇跡的な調和を生み出した場所といえます。

閉鎖の噂は本当か?モアナルアガーデン現在の営業状況と入場料
旅行者の間で時折話題にのぼる「モアナルアガーデン閉鎖の噂」ですが、結論から言えば公園は閉鎖されておらず、現在も観光可能です。ではなぜこのような噂が広まったのでしょうか。
背景には、パンデミック期間中の長期休園や、公園の維持管理権を持つ現地法人による運営体制の見直し、さらにはプライベートイベント開催に伴う不定期な貸切営業といった複数の要因が重なった経緯があります。かつては入場無料の公共スペースのように親しまれていましたが、現在は貴重な歴史的景観と巨木の健康状態を維持するため、明確な入場管理が行われています。
2026年時点における最新の入場システムと料金設定は以下の通りです。
- 一般大人料金:1人あたり 10ドル
- 子供料金(6歳〜12歳):1人あたり 5ドル
- 幼児(5歳以下):無料
- カマアイナ(ハワイ州居住者)/ 米軍関係者:割引料金適用(要身分証提示)
- 営業時間:午前9:00〜午後4:00前後(季節や天候、園内メンテナンスにより変動あり)
支払いはエントランスのチケットブースで行い、主要なクレジットカードやタッチ決済が利用可能です。ただし、週末や祝日にはローカルの結婚式や地域イベントで一部エリアが制限されるケースがあるため、渡航前に公式発表や現地の最新観光情報を確認しておくのが確実です。
【徹底比較】モアナルア・ガーデンへの行き方|TheBus・レンタカー・配車アプリ
ワイキキ中心部からモアナルア・ガーデンへ向かう交通手段は主に4つ存在します。それぞれの移動時間、コスト、利便性を比較したデータ一覧をまとめました。
| 移動手段 | 詳細・所要時間・コスト | 一般的な基準・相場 | 編集部の見解・評価 |
|---|---|---|---|
| 配車アプリ(Uber / Lyft) | 所要約20〜25分 片道約$30〜$45(時間帯により変動) | グループ利用時の標準コスト | 【最推奨】目的地まで直行でき、時間のロスが極めて少ない。2〜3人なら割安。 |
| 市バス(TheBus) | 所要約50〜70分 片道$3.00(HOLOカード利用) | ハワイ公共交通の最安値 | 【注意点あり】最寄りのバス停から高速道路沿いを10〜15分歩く必要があり、初心者にはややハードルが高い。 |
| レンタカー | 所要約20分 園内に無料駐車場あり | 1日あたり約$80〜$130+燃料代 | 【自由度高】ノースショアやカイルア方面へ同日に足を伸ばすドライブ行程なら最適。 |
| オプショナルツアー | 所要約3〜8時間(周遊) 1人あたり約$80〜$180 | ガイド・送迎込みの観光相場 | 【手軽さ重視】島内観光の一環として立ち寄るプラン。滞在時間は20〜30分程度に制限される。 |
ハワイTheBusで行く場合の詳細ルートと注意点
公共バス「TheBus」を利用する場合は、アラモアナセンターなどからRoute 3(Salt Lake行き)やRoute 20/42などを乗り継いで向かいます。最寄りとなる停留所(Kau Momi Pl / Salt Lake Blvd周辺)で降車後、フリーウェイの高架下や住宅街の歩道を歩きますが、歩道の一部は見通しが悪く、強い日差しを遮る場所も少ないため、日傘や水分補給の準備が欠かせません。

一般に知られていない盲点とネットの誤解|園内に複数ある木の見分け方
現地を訪れた旅行者がしばしば直面する最大の罠が、「公園内にあるどの木が本物のCMロケ木なのか分からない」という問題です。
モアナルア・ガーデンの広大な敷地内には、ほぼ同じ形をした巨大なモンキーポッドが複数本植えられています。オアフ島内の他地域(カピオラニ公園やアラモアナビーチパークなど)にも同種の巨木が存在するため、「ハワイで見かける大きなモンキーポッドはすべて日立の木」と誤認しているケースも少なくありません。
本物の「日立の樹」を見分けるための明確なポイントは以下の通りです。
- 銘板(記念プレート)の有無:正式にCM契約を結んでいる対象の木の前には、日立グループの紹介や樹木の解説が記された公式のインフォメーションボードが設置されています。
- 樹冠の完璧な対称性:園内の木々の中でも、CMで使われている個体は枝振りが最も美しく、半球状に均等に広がっています。
- 位置関係:エントランスから入って芝生広場の中央やや奥寄りに位置しており、周囲に広がる芝生とのコントラストが最も際立つ配置になっています。
間違った木の前で記念撮影をして帰国後に気付くという失敗談は後を絶ちません。必ず足元の案内板を確認してから撮影スポットを決めましょう。
【実態検証】利用者の生の声と現場目線で見えたリアル
実際にモアナルア・ガーデンを訪れた日本人旅行者や現地リピーターの証言を集約すると、ガイドブックには書かれていないリアルな現場の空気感が浮かび上がってきます。
「朝一番の9時過ぎに訪れたところ、観光ツアーバスが到着する前で、完全な静寂の中で木の下に座ることができた。木漏れ日と貿易風が吹き抜ける心地よさは、CMの映像以上に神秘的だった」という声がある一方で、「昼過ぎに到着したら大型バスが次々と到着し、無人の木を撮影するために長い順番待ちが発生した」という体験談も目立ちます。
現場取材における重要な推奨事項として、訪問時間帯は「午前9:00〜10:00」または「午後2:30以降」がベストです。日差しが真上から差し込む正午前後はコントラストが強すぎて写真の陰影が潰れやすく、斜めから光が差し込む時間帯の方が、モンキーポッド特有の立体的な枝振りと鮮やかな緑のグラデーションを美しくカメラに収めることができます。

【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
日本の高度経済成長期から現在に至るまで、50年以上にわたって放送され続けた「日立の樹」は、日本人の集合的無意識の中に「安心感」や「大自然の包容力」を象徴する文化的ランドマークとして定着しました。この空間を心から満喫できる人と、そうでない人には明確な境界線が存在します。
心からおすすめできる旅行者
- 日本の昭和・平成カルチャーや広告史に愛着がある方:テレビの画面越しに見ていたあの風景のスケール感を肌で体感し、深いノスタルジーを味わうことができます。
- 緑豊かな自然空間でゆったりと癒やされたい方:ワイキキの喧騒を離れ、広大な芝生と心地よい木陰でハワイ本来の空気感に浸りたい人には最高のロケーションです。
- 写真撮影やSNSでの記録にこだわりたい方:ハワイ屈指のフォトジェニックな自然景観であり、家族写真やポートレート撮影にも最適です。
訪問を慎重に検討すべき旅行者
- 滞在日程が短く、ショッピングやビーチアクティビティを最優先したい方:ワイキキから往復するだけで移動に1〜2時間を要するため、タイトなスケジュールの場合は優先度を下げる判断も合理的です。
- 充実したアミューズメントや商業施設を期待している方:園内は自然公園と小さなギフトショップ、トイレ設備が中心であり、派手なアトラクションやグルメスポットはありません。
【この木なんの木 どこ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ワイキキ中心部からモアナルア・ガーデンまでは車で何分かかりますか?
A1:交通状況にもよりますが、H-1フリーウェイを経由して通常約20分〜25分程度で到着します。平日の朝夕の通勤ラッシュ時は渋滞が発生し、30〜40分ほどかかる場合があります。
Q2:公園内の見学にはどのくらいの所要時間を見ておけば良いですか?
A2:園内を散策し、巨木の前で写真撮影や休憩を楽しむ場合の標準的な滞在時間は約30分〜45分です。ギフトショップの立ち寄りを含めても1時間あれば十分に満喫できます。
Q3:個人手配で行く場合、帰りのタクシーや配車アプリは捕まりますか?
A3:モアナルア・ガーデンはホノルル市街地や空港に近いため、UberやLyftの手配は比較的スムーズで、通常5〜10分程度で配車されます。ただし、スマホの通信環境は事前に確保しておきましょう。
まとめ:ハワイの巨木を巡る旅で後悔しないための選択
日立のCMでおなじみの「この木なんの木」は、ハワイ・オアフ島の豊かな歴史と自然が息づくモアナルア・ガーデンで、今なお力強く葉を広げています。閉鎖されることなく整備された美しい環境で旅行者を迎え入れており、実物を目の当たりにしたときの圧倒的な存在感と心地よい木陰は、訪れる人々に特別な感動を与えてくれます。
限られたハワイ滞在の時間を有効に使うためには、アクセス方法を事前に計画し、混雑を避けた午前中の早い時間帯を狙うのが賢明なアプローチです。半世紀以上の時を超えて愛され続けるハワイのシンボルツリーの下で、心地よい風を感じる贅沢なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。 (出典: この 木 なん の 木 どこ(Yahoo!ニュース))